大切な事に気づかせてくれる漫画!!こどものおもちゃ あらすじと感想
こんにちは。
今日は『こどものおもちゃ』を読んでみました。
学級崩壊やいじめ、家庭環境の問題、心の病、少年犯罪などといった現代社会問題をテーマとした作品です。
人気子役兼タレントとして活躍する少女・倉田紗南は元気いっぱいの小学6年生。
そんな彼女の目下の悩みは、芸能活動のことではなく、同級生で学校一の問題児・羽山秋人のことでした…。
羽山の指揮下のもと、悪行の限りを尽くすクラスの男子たちについに堪忍袋の緒が切れた紗南は、ある日ついに立ち上がります。
本作は「紗南と羽山」という二人の主人公をストーリーの軸としながらも、学級崩壊やいじめ、家庭環境の問題、心の病、少年犯罪などといった現代社会問題をテーマとした作品です。
特筆すべきは、魅力的なストーリーやキャラクターはもちろんですが、作者様の『こども』に対する真摯な目線でしょう。
作中では「おとな」に振り回される「こども」という図式が随所に見られますが
「こども」には「こども」なりの考えがあり、悩んだり苦しんだり、時には「おとな」の目線から見ると無茶な行動に出たりすることもある。
けれどもそれは「おとな」が「かつてこどもだった頃の姿」なのだーそういった作者様の訴えが作中の根底に流れているように感じられるのです。
現在、リアルタイムで「こども」である小中学生にはもちろん、「かつてこどもだった」大人の方たちにも読んでいただきたい作品です。
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