漫画!!アシュラ あらすじと感想
こんにちは。
今日は「アシュラ」を読んでみました。
この漫画は2012年にはフルCGで映画化されています。
舞台は中世の日本、華やかな貴族社会とは対照的に、貧しさと飢餓とで平民にとってはまさしく修羅の時代であった頃。
主人公の少年アシュラは、幼くして「母親に煮て食われそうに」なりながも、命からがら逃げ延びます。
それからアシュラのサバイバル生活が始まるのですが、何の因果か彼自身も、母と同じように、人肉を喰らう「ケダモノ」として生きることになるのですー。
このストーリー冒頭だけでも凄まじい展開ですが、本作の見所は、グロテスクな描写ではなく主人公アシュラが「ケダモノと人間」との間で板挟みになり、苦しみながらも生きていこうとする姿にあると言えます。
自分の中に流れる「人食い」の血を憎み、自分と母を捨てた父を憎み、自分を食おうとした母を憎み、この世の不条理さに悲しみ嘆くアシュラ。
本作を読み続けていくうちに、読者の多くはそんな彼の成長を見届けたい、と思うようになっていくことでしょう。
もちろんグロテスクな場面は容赦なく描かれているので、正直言って人を選ぶ作品ではあると思いますが、それでも読んでみたいという方には、ぜひ一読することをおすすめしたい作品です。
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