巨匠手塚治虫が書いた ブラックジャック 見どころ
こんにちは。
ブラックジャックを読んでみました。
今から約40年前に書かれたとは思えないクオリティの高い内容です。
見どころ
主人公の医師免許を持たないが天才的外科医のブラックジャック。
あるエピソードで女性のお腹の中にいた奇形腫をブラックジャックが人間の形にして生かした助手のピノコが主な登場人物なのです。
ほぼ一話完結のストーリーとしてどのお話から読んでも楽しめる物語になっています。
ブラックジャックは病気を治してもらおうと依頼してきた依頼人(患者)に対して法外な値段を要求します。
しかし読んでみるとちゃんと依頼人を見て値段を決めているのです。
本当に治したいなら対価を求めている節があります。
お金持ちならお金持ちなりに、貧乏なら貧乏なりに求めています。
依頼人視点でお話を読むとちゃんと世の中の厳しさが書かれていています。
法外な金額を要求することがブラックジャックを悪役のイメージにしてしまいますがそれだけでないのが手塚ワールドのすごいところだなと思います。
誰にでも伝わるように本当の悪は法外な金額を要求するブラックジャックではなく、その原因となったことであり、それが社会だったり人だったりと問題を提起しているわけです。
しかもこの問題は、40年たった今でも形は変われど本質は変わっていない。
この問題が現代に残っているところが、考えさせられるところであり、読んでみてほしいと思う所であります。
昔のマンガですが、今読んでも引き込まれます。
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